リーマンショックとは 簡単に
{記事〕リーマンショックとはhttps://koguryo01.com/2019/04/04/lehman-shock/
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世界同時不況を引き起こした
リーマンショックとは一体なんだったのか。
それを簡単に説明します。
●サブプライムローンの破綻
アメリカで住宅バブル発生
格付け会社の評価もあり金融機関が貸し付けを増やす
住宅の価格の暴落返済に行き詰まる人が続出
●リーマンブラザーズの経営破綻
住宅バブルの終焉
損失額が分からず不安が広がる
社債や株価の急落から経営破綻
●世界的な金融危機
アメリカ政府が公的資金投入を断念
各方面へ金融不安が広がる
世界中のお金の流れが止まる
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【リーマンショックとは】
リーマンブラザーズが経営破綻したことに端を発する世界規模の金融不安。
【リーマンブラザーズってどんな会社?】
・投資銀行。
一般人ではなく、プロの投資家のお金を運用して利益を出す。
・NYタイムズスクエアの一等地にあった。
・成績次第ではある日突然解雇される一方、
・年収が数千万円〜数十億円になることも。
【アメリカで住宅ブームが起きる】
・信用の低い人にも高金利で貸し出す住宅ローン
(サブプライムローン)が誕生。
・マイホームを諦めていた人たちの需要が生まれる。
・住宅価格、不動産価格が上昇し、住宅ブームが発生。
【住宅ブームが加熱し、安易な貸し出しが増加】
・ローン会社は手数料目当てに安易な貸し出しを煽った。
・メキシコや南米系移民を対象にたくさんの住宅が販売され、
たくさんの住宅ローンが組まれた。
・リスクを手放すために債権を販売。
・投資銀行から得た利益を再び貸し出す。
このサイクルが住宅ブームを加熱させる。
【リスク管理の仕組みを応用し、投資銀行もリスクを手放す】
・今度は投資銀行がリスクを手放すために
証券にして大量に売り出す。
・住宅ローン会社から98億円で買った債権を110億円で販売。
1枚100万円の証券にして10,000枚を販売。
【格付け会社によるお墨付きと世界的な流行】
・第三者からのお墨付きがあれば安心だろうと考えた投資銀行は
格付け会社に格付けを依頼。
・多くの債権・社債・株式がごちゃまぜになったこの金融商品は
リスクが低いということでAAAがついた。
・格付け会社のお墨付きを受けたこの商品は
世界中で飛ぶように売れた。
【住宅ブームの終焉】
・いつまでも住宅を売り続けることはできず、
2006年頃から販売が鈍ってくる。
・売れなくなった途端、住宅価格が下落を始める。
・住宅価格の下落を見て購入を止める人が出てくる。
・サブプライムローンの返済に行き詰まる人が続出。
・担保の土地や建物の値段が暴落。
・債権を組み込んだ証券の一部が暴落。
【リーマンブラザーズが破綻】
・リーマンブラザーズは住宅ローンの証券化に傾斜していたため
・巨額損失を抱えているという噂が広まる。
・社債も株価も急落。資金繰りに行き詰まり、
2008年9月15日経営破綻。
・負債総額は6,130億ドル(約60兆円)という
アメリカ史上最大規模。
・リーマンブラザーズ破綻2週間後にアメリカ議会で
「金融安定化法案」が提出されるも、まさかの否決。
・これを受けてNY株式市場が大暴落。
【リーマンショックと呼ばれる全世界的な金融危機に発展】
・ますます金融不安が広がった結果、
アメリカ中の金融機関が疑心暗鬼に陥る。
・世界中のお金の流れが止まり、金融機関が次々に潰れ始めた。
・金融機関の融資が止まった影響でローンが組めず
自動車販売が激減。
・2009年6月、アメリカ自動車のゼネラルモーターズが倒産。
・日本の輸出産業も大打撃を被り、日本経済も落ち込む。
・こうして連鎖的に世界全体が深刻な不況に陥る。
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【歴史は繰り返す】
・格付け会社の格付けは信用できるのか?
・金融不安は根拠のない噂から。
根拠のないことだが実際に証券が叩き売られた。
・後から調べると紙クズにはなっていなかった。
・この証券が暴落した際にこれを買い集めた人は大きな利益を出した。
自分は同じようの状況で冷静でいられるか。
・世界経済はつながっている。
どこかよその国の他人事と思っていないか
・リーマンショック後はアメリカの弱体化(赤字国債の大量発行)、中国の躍進(金利引き下げ・インフラ整備)。
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