芦屋瑞稀(堀北真希)は、アメリカにいるはずの兄・静稀(岡田義徳)が、自分を連れ戻しに日本に来ているというメールを受け取り愕然とする。さらに、「最愛の妹へ」と書かれたそのメールを佐野泉(小栗旬)に見られてしまう。佐野は、寝起きで朦朧としていたが…。
 その頃、桜咲学園の姉妹校・聖ブロッサム学園の寮で女生徒の下着が盗まれる事件が頻発、桜咲学園の生徒たちも犯人探しをすることに。ある生徒はウソ発見器を作り、中津秀一(生田斗真)が最初の実験台にされる。その意外な反応に難波南(水嶋ヒロ)、萱島大樹(山本裕典)らが盛り上がる中、寮の周りをうろついていた怪しい男が食堂に連行された。なんと男は静稀だった。静稀が瑞稀の兄だと知り、関目京悟(岡田将生)や中央千里(木村了)ら驚く一同。慌てた瑞稀は、静稀を自室に連れ込むが、瑞稀が男に扮して桜咲学園に転校したのは、佐野への恋愛感情からだろうと問い詰められる。瑞稀は佐野が高跳びを止める原因を作ったのは自分なので、今度は佐野を復帰させる手伝いがしたいだけだと説明する。静稀は、瑞稀が責任を感じる必要はないと言うが、瑞稀はどうしても佐野に高跳びに復帰してもらい、笑顔を見せてほしいと譲らない。そんなふたりのやりとりを、佐野は部屋の前で聞いていた。
 瑞稀の気持ちを知ってもまだ納得しない静稀は、翌日、退学の申請にやってきた。しかし、校長が不在だったため、保健医の梅田北斗(上川隆也)が代わりに対応する。そして瑞稀と梅田が保健室に行くと、そこには原秋葉(紺野まひる)がいた。原は、1冊の陸上雑誌を見せ、佐野の弟・森(大東俊介)が高跳びの選手で新星として期待を集めていること、二人の父親もかつてオリンピック選手だったことを話す。同じ頃、静稀は佐野を呼び出し、瑞稀の佐野への思いを代弁し、復帰の可能性が低い佐野のために、貴重な学生時代を棒に振るのは兄として認められないので、瑞稀をアメリカへ連れて帰ると決意を述べる。そんな静稀に佐野は答えることができない。
 その夜、瑞稀が部屋で佐野森の記事を読んでいると、佐野が帰ってくる。話しかけても返事もしない佐野に、瑞稀は自分たち“兄弟”の話を始める。それは、きっと佐野は森のことを気にしているだろうと瑞稀なりの気遣いだった。しかし、佐野は瑞稀に、自分は二度と跳ぶつもりもないし、兄と一緒にアメリカに帰ればいいと激怒。そして自分の願いは瑞稀が視界から消えることだとまで言い放つ。佐野の言葉にショックを受けた瑞稀の頬には涙が伝い…。

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