新型コロナウイルス感染の防止のために隣の人との距離に注意する人がとても増えている。
では、一体どのくらい離れればいいのか。

普段は混み合う「スターバックスコーヒー」の店内。
30日は様子が違った。

30日から、客同士が両手を広げても十分な間隔がとれるように、席の間隔を空けるなどして対応しているという。

距離をとっての感染防止対策。
週末の外出自粛要請が出されている東京や埼玉、神奈川などの店舗で始まった。

30日の様子を見ると、座席数を減らすため、店の隅に椅子が積まれ、来店客は1席分を空けて座っているのがわかる。

スタバ利用客「2階に上がった時、イスとかが片づけられていて、その分、席と席が空間が広がっていた」

このように、感染リスクを減らすため、一定の距離を保つ“ソーシャル・ディスタンス”という動きが、今、世界中に広がっている。

外出自粛が呼びかけられたこの週末から、ネット上で拡散した“ソーシャル・ディスタンス”というワード。

取材班は、外出制限が出されているアメリカ・ニューヨークの今を追った。

アメリカでは6フィート、およそ1m80cm以上、他人と離れるように呼びかけている。

ニューヨーク市民をインタビューする報道陣も、特製の長いマイクを使用している。

ソーシャル・ディスタンスの実践は、こんな場面でも...。

激しくぶつかり合うはずのプロレスだが、実はこの試合、レスラー同士が常におよそ1m80cm離れるのがルール。

おそらく、世界で初の接触なしプロレスとなった。

距離をとるのは人だけではない。

マクドナルドがフェイスブックに掲載したロゴはどこか変。
黄色いMのアーチが2つに分かれていた。

これは、企業のおなじみのロゴを使い、ソーシャル・ディスタンスを理解してもらおうという取り組み。

コカ・コーラのロゴも文字の間が大きく空いている。

一方、全土が封鎖されたインドでは、不要な外出が発見されると、罰として腕立て伏せ。

その腕立て伏せも間隔を空けて行うという徹底ぶり。

取材班は、ソーシャル・ディスタンスを実践する都内の飲食店へ。

東京・文京区のアヒージョ専門店「山ぶどう」では、客同士を座席1つ離す対策をとっている。

アヒージョ専門店「山ぶどう」・山崎生世さん「(お客さんは)最初は戸惑ってらっしゃいます。ゆっくり会話を楽しんで、食後にのんびりされることがなくなった。食べたらすぐ帰られる方も多い」

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(2020/03/30)

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