東京都では3日、新たに89人の感染が確認されました。小池都知事が週末の外出自粛を要請するなか、改めて人との距離をどう取っていくべきなんでしょうか。海外と比較しながらメッセージの発信の仕方について考えます。

 時折、息を切らしながらも訴えました。先週に引き続き、今週末の「外出自粛」を要請した小池東京都知事。
 東京都・小池百合子知事:「今週末の土曜日、日曜日、あす、あさってでありますけども、引き続き外出をお控え下さいますよう、こちらもくれぐれもお願いを申し上げます」
 3日、東京では新たに89人の感染が確認されました。そして、医療施設での集団感染も広がっていて「医療崩壊」の懸念も。
 加藤勝信厚労大臣:「これから重症者が増えた時に病院機能維持してくために入院治療が必要ない軽症者は自宅療養とすること」
 厚生労働省は、症状が軽い人や無症状の人に対し、自宅や宿泊施設で療養することを原則とする方針を都道府県などに通知。今後、重症者の治療を優先させる考えです。
 また、安倍総理大臣は岸田文雄政調会長と会談。
 自民党・岸田文雄政調会長:「一定の水準まで所得が減少した世帯に対して一世帯30万円支給するべきであると申し上げた」
 経済対策の焦点となっていた現金給付の金額を一世帯30万円とする方針を決定しました。対象となる詳細は明らかになっていませんが、支給を受ける場合、所得の減少の大きさは市町村などの役所への「自己申告制」となる見通しです。
 しかし、余談を許さない状況は続いています。全世界の感染者はついに100万人を突破。50万人だった先月26日からわずか一週間で倍増しました。現在、世界各地で呼び掛けられているのは感染リスクを下げるため、物理的に人と人との距離を取る「ソーシャル・ディスタンス」という考え方。
 大手企業は、この対策を広めるために広告キャンペーンを行っています。ドイツの自動車メーカー「アウディ」は通常なら、4つの輪が横につながった状態で描かれるロゴを離してアピール。さらにイタリア発祥の「Kappa」のロゴも、「離れていたとしても、より強い団結力を」。
[テレ朝news] https://news.tv-asahi.co.jp

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